space design会場構成

今回の展示会のテーマである「感染症対策のデザイン」は言わば裏方、サポート役の展示であるため、そういった作品にフォーカスしてもらえるように覗き込むと作品に焦点が当たるパネルを各作品前に設置しました。

パネルのデザインは今回の展示にご協力いただいているDOUBLE-Hさんの印刷技術を用いてアクリルパネルに白グラデーションを印刷し、荒川技研工業さんの金具を用いて天井から吊り下げ、パネルに浮遊感を持たせてあります。

また、大光電機さん、アイティーエルさんの照度の異なる2つの照明を組み合わせることで緩やかなライティングスポットを会場内に設け、これを点在させることで鑑賞者にソーシャルディスタンスをとることをそっと伝えます。

東京展の半月後に開催の大阪展では、東京展と同じパネルを用いつつもOSB板の木箱と組み合わせることで、また東京展とは違った親しみやすい雰囲気を作っています。

SUPPORTER

荒川技研工業株式会社

荒川技研工業株式会社

1975 年に世界で初めて、金具の調整機ARAKAWA GRIP(アラカワグリップ)を開発。ワイヤーを金具に挿入し、任意の位置で簡単に確実に安全にワイヤーを固定することが可能。建築家やデザイナーが考案する独創的で機能的な空間を実現するマテリアルとして、現在は日本のみならず、世界のオフィスビル、美術館、博物館、店舗などで採用されている。

株式会社DOUBLE-H

株式会社DOUBLE-H

「社会とともに」を理念とし、社会や人々が幸せになるようなものを目標として製品を製造。コロナ禍においては、フェイスシールドやマウスシールドなどを自治体、医療機関、介護施設へ寄付するなど、感染症対策用品を手掛けている。樹脂の印刷・加工をベースとした応用製品の開発を行う。