Rebbur

株式会社江北ゴム製作所 × 土井智喜

人にも自然にも優しい素材
高い機能性が求められる工業用のゴム製品を作る技術を用いて、もっと身近で暮らしの中でも役立つ製品が作れないかという思いからプロジェクトがスタートしました。
そこから世の中で活用されず捨てられている廃棄物に着目し、廃棄物とゴムを混ぜて新しいゴム素材として再生するプロジェクト、 Rebbur(リバー) が生まれました。

https://www.rebbur.jp

まずは、有効活用されていない廃棄素材として、海苔の端材、お茶の端材、卵の殻に着目しました。

天然ゴムに海苔やお茶を混ぜることで、天然ゴム独特の匂いの存在を薄めながら新しい香りを作り出すことができ、天然ゴムに廃棄素材の色や質感を加えることができます。

その第一弾として床やテーブルを傷つけず、落としても割れない、土に埋めて自然に還すことも可能なゴムプランターをデザインしています。

このプランターは、通常では置くことができないような狭い場所にも置くことができるため、一人暮らしのお年寄りや小さなお子さんのいる家庭など、多くの人が気軽にプランターを楽しめるライフスタイルを提案していきたいと考えています。
今後は、この素材を使ってプランターのバリエーションや新製品の開発を進めていきます。

COMPANY

株式会社江北ゴム製作所

株式会社江北ゴム製作所

ゴムの配合設計・ゴム製品製造業 / 1962年創業。コンベヤベルトのエンドレス接着加工に先鞭をつけ、超大型~極小精密製品まで幅広い分野からの要望に応えるため、積極的に配合開発と加工の幅を広げている。プラント・インフラ機器への防触や耐摩耗性を高めるゴムライニング、ローラー、医療機器・遊戯施設などの各種ゴム成形品や金型製作、コーティング加工、ゴルフのティーやマットといったスポーツ用品など、一品モノの職人技から金型による量産加工まで製品は多岐にわたる。

DESIGNER

土井智喜

土井智喜

デザイナー/soell代表/NEW NORMAL代表。香川県生まれ。桑沢デザイン研究所を卒業後、インテリアデザイン事務所勤務を経て2010年よりフリーランス、2022年にsoell株式会社設立。soellではプロダクト・インテリアのデザインを中心に、企業の持つ素材や技術の可能性を高めるデザイン支援を行っている。2014年より桑沢デザイン研究所非常勤講師、2020年より昭和女子大学非常勤講師。